第5章 肆 最終選別
その夜、鱗滝さんは私に胸の内を話してくれた
「最初は何を戯言を…と思っていたが、お前はそれだけの力がある。だが儂にはそこまで引き出せない。鬼を滅してこそ辿り着くものだ。…鬼殺隊の道標となるんだぞ」
鱗滝さんはお館様と同じような台詞を言った
『はい。もちろんです』
皆の気持ちに答えたい。そう強く思った
数時間後白音が私に任務を伝えに来た
「南西ー!南西ー!」
私は親から貰った羽織に袖を通す
『それでは、行ってきます』
「達者でな」
私は振り向かなかった
鱗滝さんは本当に泣き虫だ、今も泣いている
今度会いに来るからね、と心の中で伝えた