第5章 肆 最終選別
七日間生き延びた。
生き残った数は十名程
鬼は容赦なく人を喰っていた
自分が助けられるものには限界があるのだと痛感し拳を握った
ふと顔を上げると一人の男と目が合った
一番始めに会った後藤だ
「、生き残ることが出来たよ。本当にありがとう」
『生きてて良かった』
助けた人が生きててくれた
私は嬉しくて七日間強張ってた顔が弛んだ
ちゃんと笑えているだろうか
「っ///、おかげで俺の実力が分かった。俺には鬼殺は無理だ、隠になろうと思う」
そう、あの日から俺は鬼が現れる度息を殺して逃げていた
あの時の恐怖を拭えなかったのだ
俺は何が出来るかこの七日間必死に考え、のような強さを持つ人達を支えたいと心から思った
それが生き残る活力となったのだ
『それでも同じ鬼殺隊だよ。お互い頑張ろう』
は屈託の無い顔で微笑んだ
太陽の下で見る彼女はその白い肌をより際立たせていた
心臓が五月蝿い…生きてて良かった…
「「入隊おめでとうございます。それでは鬼殺隊になるためにいくつか説明をさせて頂きます」」
一人に一羽鎹鴉が付くこと
階級のこと
刀を打つ鋼玉を選び刀が届くまでの日数の説明
隊服の寸法測定などを行った
私の鴉は手入れでもされているのかと思う程真っ白だった
名を白音と言った
「よろしくナ」
『鴉なのに話せるの?』
「喋らないと伝えられないダロ」
あー、確かにそうか
鱗滝さんが外で鴉にブツブツ言っていたことを思い出した
白音と話をしながら山を降り鱗滝さんの待つ家へと戻った