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⚔️鬼殺の道標~鬼滅の刃~

第4章 参 育手







目が覚めると襖の隙間から明かりが漏れていた

顔を触ると涙が流れていた

今までは鬼になれと一方的な夢だったが、今回は心が暖まるものだった

まるで私の心の穴を埋めてくれるように

私は抱き締めていた羽織を着て育手の元へ歩を進めた

『行ってきます』

埋葬した家族に向かって伝えた

麓に向かう途中、天狗のお面を被ったお爺さんが私の目の前に来て立ち止まった

「儂は鱗滝左近次だ。で間違いないな」

『?はい』

この人が鱗滝さんだろうか

鼻で私が来ることを察知したのだろう

動きが異常だった





「よ、何故鬼殺隊に入りたい」

『…この世から鬼を消したい』

「?」

この子は何と言った?

だが当の本人は真面目な顔をしている

呆れて言葉を詰まらせた

「鬼は千年以上世の中に居続けていると言うのに…貴様に出来る訳無かろう」

『父との約束です…私はやり遂げます』

灰色の瞳は儂を捉えて離さない

この子は通常とは何か違う匂いを感じた

「…では付いてこい」

『はい』

狭霧山は空気が薄い

は小さな身体で在りながら呼吸を荒げる事なく走る付いてきた

勇の子と関係しているのだろうか、動きにも一切の無駄がなく、全集中常中も出来ていた





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