第11章 竈門炭治郎
炭:「遊さんがさんを見たとき、愛しさと悲しさの匂いがした。」
善:「認めたくはないけど、あの人からもやさしい音がしてた。」
伊:「あのひょろひょろ男が子を見る時の視線は他と全然違ってたぜ!」
3人にはを未だに想っていることを遊は気づかれてしまったのだった。
それから2週間ほど経った頃、すっかり達と炭治郎達は打ち解けあっていた。
:「どうです?傷の具合は」
炭:「はい!前よりだいぶ良くなりました!こんなふうに腕を動かすことも!…っあ、痛たた…」
:「もう少しね、あんまり無理はいけないわよ。これから、3人は休む暇もないほど戦わなきゃいけなくなる。せめて今だけは、ゆっくり休んでね」
それは杏寿郎を見てが思っていることだった。
善:「いぃぃぃぃやぁぁぁぁ!戦いたくないよぉぉぉぉ…怖いのも痛いのももぅ、いやだよぉぉぉぉぉ…」
伊:「ふんっ!俺様には休息なんて必要ねぇぜ!修行だ修行!」
:「今まで生き残って来られたんだから善逸くんだって十分強いじゃない、大丈夫よ。伊之助くんは今のままでは足手纏いになってしまうから、もう少し我慢しましょうね。」
善:「なんでそんなにさんは優しいのぉぉぉぉぉ!?嬉しいよぉぉぉ、ありがとぉぉぉぉ…」
伊:「わかってるし!もう少し休んだら俺は修行し始めるって話だ!」
:「私は事実しか言わないよ善逸くん、あらそう、それなら安心ね伊之助くん」
怜:「先生、毎日こんなの1人で見てるんですか…」
炭:「怜!おはよう!」
善:「怜ちゃぁぁぁぁん!おはよぉぉぉぉ!今日もかわいいねぇぇぇぇ!」
伊:「おい!怜子!俺と勝負だ!」
怜:「おはようございます。善逸さんはいつもいつも、先生のこと困らさないでください。伊之助さん、私も隊士ではないので勝負なんてしません。何度言ったらわかるんですか!?」
:「そう怒らないのよ。怜。」
そしてその夜、みんなが驚くことが起こるのは誰も知る由がなかった。