• テキストサイズ

優しさに溢れた君は…[鬼滅の刃/煉獄落ち]

第9章 父親


遊:「その医者は…龍さん(の兄の名)の眼を治そうとした医者だ。」

:「!?…その人を訪ねてどうしろというのよ…」

遊:「親父さんのことを風の噂で聞いたその人が俺の病院を訪ねてきた。親父さんのことについて話していってくれたよ。」

:「なんて言ってたの?」

遊:「ここから先は言えない。自分で直接聞くといい。それだけだ。じゃあな。」

:「ちょ、遊!」

の声に動きを止めることなく遊は去っていった。

は杏寿郎としのぶに相談して、翌日の早朝に出て日の入りの前に帰ってくるなら1人で行ってもいいということだったので、翌日の早朝に家を出ることにした。



翌日、まだ誰も起きていない頃、日の出とともには家をでた。






そして9時ごろ仁矢崎へと着いた。
すれ違う人に成宮という医者を尋ねると、立派な門の前に辿り着いた。

その門を叩くと、中から優しそうな50代くらいの男性ががでてきた。

:「すみません、私、彩色と申し…」

成:「もしや、彩色濠(の父の名)の娘さんかな?」

:「はい。」

成:「大層器量のいい娘さんに育ったもんだ。さぁ中へ入りなさい。」

はお邪魔しますと中へ入った。



成宮がお茶を出してくれた。
:「ありがとうございます。あの、早速なんですが、彩色濠のことについて教えていただけますか?」

成:「遊くんに聞いたよ。君が父上のことを誤解していると。まず順を追って説明していこうね。私が兄上の目を治そうとしていたことは知っているかな?」
/ 149ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp