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優しさに溢れた君は…[鬼滅の刃/煉獄落ち]

第7章 鬼舞辻無惨


:「っはぁ、っはぁ…」(速すぎる…着いていけない…)
そう思いながらも懸命に走っていた時

小:「だから足手まといだと言ったんだ。そもそもなぜお館様はこんな、か弱い医者と、任務に共に向かえと言うのか…理解しかねるな。俺はこいつがついてこれるとは思えない。」

悲:「お館様のことだ、何か考えがあるのだろう…それにしても可哀想だ…。」

不:「俺も悲鳴嶼の言う通りだと思うぜェ。ただ小芭内も言うように足手纏いであることも事実だがなァ。」

各々がそう口にした時の体が宙に浮いた。
杏寿郎が抱いて走りはじめたのだ。

杏:「ならこうすれば問題ないだろう!足手まといにもならない!最初からこうしてやればよかった!気づけなくて、すまない!」

:「杏寿郎さん…ありがとうございます。」






すると、あっという間に鉢ヶ岳村に着いた。
その村の光景を見た瞬間は言葉を失った。
食い散らかされた遺体がその辺にゴロゴロと転がっていたのだ。

杏:「よもや…ここまでとは。」

不:「こいつはひでぇなァ」

冨:「…」

小:「甘露寺、見るな」

甘:「きゃっ」

宇:「こんな状況目の前にしてイチャつくんじゃねぇ」

悲:「あぁ、何と言う悲惨な…可哀想に…」

時:「すごく血生臭い」

胡:「生きている人なんて本当にいるんでしょうか?」


みんなは少し綺麗めな小屋にしのぶとを残して、生きている者の捜索を行った。






かろうじて息がある者を連れてきた悲鳴嶼と不死川、運んでる途中で事切れたと言った時透と冨岡、そして生きている者を見つけられなかった甘露寺、小芭内、宇髄が小屋に戻ってきた。
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