第6章 蝶屋敷
ちょうど朝の8時頃だろうか
千寿郎が目を覚ました。
千:「ん、んん…はっ!寝坊してしまった!えっ!?兄上!?」
杏:「んっ…どうした千寿郎」
千:「どうしたではありませんよ!なぜ兄上がここに!」
:「ん…千寿郎くん、どうしたの…!?杏寿郎さん!?」
杏:「任務から帰ってきたら3人があまりにも幸せそうな顔をしていたのでな!俺も混ざりたくなった!蝶屋敷には夕方までに着けば良い!もう少しこうしていよう!」
千:「…そうですね。僕ももう少しこうしていたいです。」
千寿郎、杏寿郎、、怜のように並び順を変え、もう一度4人で寝転がった。千寿郎はもう一度眠り、怜は一度も起きなかった。残りの2人は起きていた。
杏:「、すまなかった。蝶屋敷に勝手に移らせることを決めてしまったこと。」
:「…いいんです。私も自分の仕事を忘れていました、杏寿郎さん達と過ごす日々が、あまりにも楽しかったから…。」
杏:「っ!!」
:「医者失格ですね、1人でも多くの人を救わなければならないのに、私欲のためにそれを忘れていた。蝶屋敷に行けばより多くの人を救える。私の責務を全うできます。だから…」
杏寿郎は気づいた時にはのことを抱きしめていた。
:「杏寿郎さん…?」
杏:「、一体どこでその言葉を…」
:「何のことでしょうか…?」
杏:「いや、なんでもない、いきなりすまなかった。」
杏寿郎は抱きしめていた腕を解いた。
杏:「そろそろ起きるとしよう!胡蝶も待っているだろうからな!」
は不思議に思いながら、返事をして、も他の3人も準備に取り掛かった。