第4章 煉獄邸
少し歩くと立派な門構の屋敷に着いた。
杏:「着いたぞ!ここが俺の家だ!」
:「すごく立派なお屋敷ですね。」
怜:「おっきい…こんなお屋敷見たことない…」
杏:「そうか!うちは代々炎柱を務めている家系だからな!それなりに屋敷も大きい!」
そして門をくぐると一際大きな声で
杏:「千寿郎!ただいま戻ったぞ!」
と言うと、屋敷から杏寿郎と同じ顔をした怜と同じくらいの歳の男の子が出てきた。
千:「兄上!おかえりなさいませ!」
そう言うと、たちに気づいたようで
千:「そちらの方々はどなたですか??」
杏:「鬼殺隊専属の医者となった少女と怜少女だ!しばらくうちで預かることになった!千寿郎も2人と仲良くするように!」
:「しばらくの間よろしくお願いします。できることは私と怜が何でもしますので、なんなりとおっしゃってくださいね。」
怜:「よろしくお願いします。」
千寿郎はが微笑んでそう言うと顔を赤らめながら
千:「はい!なんだか家族が増えたようで、すごく楽しみです!」
と言った。
杏:「後は父がいるのだが挨拶は後でいい!千寿郎!屋敷の中を案内してあげてくれ!」
千:「はい、兄上!ではさん、怜さん、こちらについてきてください!」
2人は千寿郎についていった。
屋敷の中を大体案内し終わると、
千:「こちらが:さんと、怜さんのお部屋になります。なにかありましたら、隣に兄の部屋が、その隣に僕の部屋がありますので、声をかけてください。では夕飯まで休んでいてください!今日は腕によりをかけて作りますね!」
:「ありがとうございます。」
怜は恥ずかしくてお礼を言えなかった。
千寿郎はまた顔を赤くして返事をするとその場を去った。
残されたと怜は
:「すごく広いお部屋ね、1人部屋なんて初めてじゃない、良かったわね。怜」
怜:「こんな広い部屋に1人でいるなんて寂しいです…。先生と同じ部屋が良かった…」
:「隣の部屋なんだから、寂しくなったらいつでもおいで。」
怜の頭を撫でて言うと、怜もはいと返事をして2人はそれぞれ部屋に入って休んだ。