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優しさに溢れた君は…[鬼滅の刃/煉獄落ち]

第18章 もう一度


杏寿郎は早速話しかけた!

杏:「やぁ!また会ったな!」

:「あ、どうも…あの、名前、もしかして遊から聞いてたんですか?」

杏:「うむ!そうだ!前に遊から君の話を聞いたことがあってな!ぶつかったときに、よもやと思ったが確認できなかったので、この前確認しようとした!いきなりすまなかったな!」

:「ならいいんです。でも、前世とかの話って…」

杏:「忘れてくれ!テスト明けで少し疲れていたんだ!」

:「テスト?先生か何かなんですか?」

杏:「あぁ!学校で歴史の教師をしている!」

:「歴史の…」

杏:「君は歴史は好きか!」

:「医者ですからもっぱら理系でして…歴史は点で苦手でした…」

杏:「うむ、そうなのか!歴史を知るといろんなことの繋がりが分かるから楽しいぞ!」

:「たしかに、旅行など行った際は楽しいかもしれませんね」

杏:「あぁ!いつも弟に教えると楽しそうな顔をしている!」

:「弟さんがいらっしゃるんですか?」

杏:「うむ、千寿郎といって来年中学生になる!」

:「そうなんですね、私にも同じ歳の妹がいるんです。」

杏:「そうなのか!名はなんという!」

:「怜です。彩色怜。」

杏:「いい名だな!俺は…」

:「煉獄杏寿郎さんですね?さっきみんなが話してるの聞いてましたからわかります。私は彩色です。」

杏:「よもや…記憶を取り戻したのかと…そうか!君もいい名だな!」

周りで2人の話を聞いてるものの中には目頭が熱くなっているものもいた。
杏寿郎は覚えているのに覚えていないふりをして、と何度も話すのだから、それもそのはずだった。

杏:「!君の連絡先を聞いておきたい!」

:「…良いですよ…」

普段男の人と連絡先など交換しないだが、このときは快諾していた。

:(普段なら絶対しないけど、どうしてだろう。この人はなんか、他の人とは違う気がする…)



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