第17章 振り出し
遊:「おお!杏寿郎!」
杏:「む?遊!」
遊:「久しぶりだなぁ!元気だったか?」
杏:「あぁ!元気だ!」
:「誰?知り合い?」
遊:「うん、前からちょっと知っててな」
:「こんな人知り合いなんて聞いたことないけど…」
遊:「逐一報告してるわけじゃないからな。久しぶりに飲みに行こう、杏寿郎」
杏:「そうだな!それはいい考えだ!」
:「じゃあ、私帰るね。」
杏:「君も一緒に…」
遊:「あぁ!気をつけて帰れよ!じゃあな」
そう言っては次の電車に乗って帰った。
遊:「久しぶり、杏寿郎。現世では初めましてだな。」
杏:「久しぶりだな、遊。遊も元気そうで何よりだ!それより、も一緒に来れば良かったのでは…」
遊:「はぁ…相変わらずだな…とりあえず行こう。」
杏寿郎は宇髄と不死川も誘い4人はいつもの2人の店へと向かった。
宇:「はぁ!?お前バカなのか!?」
不:「いきなりの名前を呼んで、前世の話をしただとォ?」
杏:「うむ。何かいけなかったか?」
宇:「いけねぇことしかねぇだろ…」
不:「俺にでもわかるぞォ…」
遊:「いいか、杏寿郎、は前世のこと何も覚えてないんだ。いきなりそんな話されても、頭がおかしいやつとしか思わないよ。」
杏:「よ、よも…そんな風に思われてしまったとは…」
遊:「次会った時に、なぜ名前を知っていたか聞かれたら、俺から聞いたと言うんだ。前世の話をしたところで普通の人間は信じない。いいな?」
杏:「あ、あぁ。だが次会えるかどうか…」
遊:「俺が絶対に引き合わせる。偶然装って。ただ連絡先はチャンスを伺って杏寿郎自身で聞くんだ。」
杏:「うむ、分かった。次はいつ会える?」
不:「自分でチャンス潰したくせに急くんじゃねぇよォ。」
宇:「急いては事を仕損じるぞ」