第3章 柱合会議
産:「そして、と怜の隣に並ぶ9人は、鬼殺隊の中で最高位とされる柱と呼ばれる者たちだよ。」
:「柱…煉獄さんもその柱なのですか!?」
怜:「!?」
杏:「うむ!そうだ!」
産:「どうかな?、怜。鬼殺隊の専属の医者になってくれるかな?」
と怜が考えることは同じだった。
今のまま、さすらいの医者を続けるのと、鬼殺隊の専属の医者になるのと、どちらが多くの命を救えるか。2人は悩んでいた。
産:「鬼殺隊はさっきも言った通り、鬼から人々の暮らしを守っている。鬼殺隊を支えてくれたら、鬼殺隊が守る人々を支えることにもなる。」
:「分かりました。専属の医者となりましょう。」
怜:「…っ、先生!そんな急いで決めなくても、もう少し考えた方が…」
:「怜、もうわかっているはずよ。どちらの方がより多くの命を救えるか。」
怜はうつむいた。
産:「ありがとう。、怜。みんなも今聞いていた通り、2人は鬼殺隊専属の医者になった。暖かく迎え入れてあげようね。」
柱達:「御意。」
産:「それじゃあ、と怜の屋敷を用意するのには少し時間がかかるから、それまで杏寿郎の家でたちを預かってくれるかい?本来なら、蝶屋敷に預かってもらうのが1番いいのだろうけど、まだ達としのぶは会ったばかりだから、達が気を張ってしまうと思うんだ。どうかな?杏寿郎、、怜。」
杏:「少女と怜少女がそうしたいと言うならうちに来れば良い!面倒を見てあげよう!」
:「では、よろしくお願いします。怜。」
は三つ指をつけて頭を下げた。
怜:「よろしくお願いします。」
怜も頭を下げた。
産:「では、決まりだね。今日の柱合会議はこれで終わりにしよう。また半年後、顔ぶれが変わらないことを願っているよ。」
こうしてこの日の柱合会議は終わった。