• テキストサイズ

優しさに溢れた君は…[鬼滅の刃/煉獄落ち]

第3章 柱合会議


産:「おはよう、みんな。顔ぶれが変わらずに、半年に一度の柱合会議を迎えられたことを嬉しく思うよ。」

杏:「お館様におかれましても御壮健で何より!益々のご多幸を切にお祈り申し上げる!」

産:「ありがとう杏寿郎。」

不:「早速ですがお館様、ここに連れてきた一般人2人組のことについてご説明願います。」

産:「そうだね、と怜が医者だということは既にみんな聞いているかな?」

宇:「はい。」

産:「2人はただの医者ではなく、腕利きの医者で多くの者を救ったと聞いているけど相違ないかい?、怜。」

:「私達は目の前にある救える命をただ救ってきただけでございます。腕利きなどではございません。」

怜:「先生は多くの命を救っておりますが、私はただそばで補佐をしているだけでございます。」

産:「2人とも謙虚なんだね。もっと自信を持っていいと思うよ。そんな2人には、私のこの病の進行を抑えてもらえたらと思っているよ。そして私の子供達が怪我をした時に彼らのことを見てくれる、鬼殺隊専属の医者になってもらいたいと思っているのだが、どうかな?」

胡:「御言葉ですが、お館様。鬼殺隊の治療は私とアオイ達が行っています。私たちでは力量不足ということでしょうか。」

産:「そんなことはないよ。しのぶ。ただ、今はしのぶ達でまわせているかもしれないが、これから戦況は厳しくなっていく。そうなった時しのぶ達だけでは足りなくなるし、しのぶには柱として戦ってもらいたいと思っているよ。それでは不満かな?」

胡:「いえ…。」

産:「2人はどうかな?」

:「まず、鬼殺隊がどういった組織なのか、お聞かせ願います。それを知らなければ、是非の判断はいたしかねます。」

産:「そうだね。こちらもそれを説明しなければならないね。まず、と怜は鬼というものを知っているかい?」

怜:「鬼…ですか…?」

:「昔母が読んでくれた物語で出てきたくらいしか、分かりません。」

産:「この世には、人を無差別に喰らい、襲う鬼がいるんだよ。鬼は夜の闇でしか行動できない。その人知れない夜の闇の中で鬼と戦い、人々を守っているのがこの鬼殺隊だよ。そして…
/ 149ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp