第13章 不安
胡:「なぜ、こんな…こんな音人体からしていい音じゃない…」
の右肩付近からまるで流動体が動いてるような気持ち悪い音がしていた。
胡:「さん、少し血を取らせてもらいますね。なるべく早く検査結果を出せるようにしますから、それまでは痛み止めで我慢していてください。」
そう言ってにしのぶは痛み止めを飲ませた。
それからしのぶはの採血をし、痛み止めが効いてきたはそのまま寝てしまった。
パタン
杏:「胡蝶!の身に一体何が起こっている?」
胡:「…分かりません…。ただ、もしかしたら…」
杏寿郎の背中に嫌な汗がツーっと流れる
杏:「もしかしたら、なんだ。」
胡:「もしかしたら…もう、間に合わないかもしれません…」
杏:「なぜだ!一体何が原因でそうなった!」
胡:「これから検査をするので私にもまだよく分かりません…。ただもう間に合わないかもしれないというのは…私の勘です…。今さんは痛み止めを飲んで寝ているので、煉獄さんも今日のところはお帰りください。」
そう言って胡蝶は自分の研究室に入っていった。
杏寿郎は絶望した。
杏:(が死ぬだと?そんなことあってはならん…なぜそうなった…なぜ…治療した時は平気そうな顔をしていた…いやでももしかしたら我慢していたのかもしれん…待てよ、一周忌の時に初めて痛みを感じたと言っていた、それはあの立ち上がろうとした時か?いやそんなことなんの原因でもない。そもそも俺があの時もっと早く駆けつけていれば、1人にしなければ、こうはなっていなかったんだ…。)
それから杏寿郎は気が気でない4日間を過ごした。