第75章 73.激裏
互いの口淫だけで満足が出来ない。
浴室ではベッドまで待てない状態の私達が次にする行動は見えていた。
椅子からふらふらと立ち上がった私の片足をゾンビマンは浴槽の縁に上げさせた。
この状態でか、とまともな思考が吹っ飛びながら、求められるがままにと首に腕を回す。
『はやくきてっ…』
「はいはい…ったく、なんでこうもエロくなっちまったんだろうなぁ」
『誰かさんのせいでしょうに…!』
浴槽に掛けた脚…、太もも下にゾンビマンが片足を持ち上げるように滑り込ませる。
休憩を僅かに挟んだ下半身は既に元気いっぱいで、体の動きに合わせてぶるんと揺れる。上部を向く先端は充分に濡れ、ほぐされた場所に腰を使って潜り込んでいく。
「しっかりと捕まってろよ」
『ん、』
返事をして、口づけると少し照れたような表情を見せてゆっくりと腰を斜め上に突いていく。
会話というよりも独り言のように、可愛い奴めといって接合した下半身は挿入を繰り返していく。
腰や脇腹をしっかりと掴まれて狭くはない、密室の浴場には次第に激しくなっていく交わる音が響く。
『あっ…!』
「ハッ…なんだ、もう…立てねぇのか?…ん?」
イイ所を執拗に突かれて、その感覚だけが脳を支配していく。しっかりと捕まっているけれど、ほぼ片足で夢中に腰を降るゾンビマンの体勢にはその片足もつま先立ちになっていた。
そんな僅かな面積じゃ体重なんて支えきれず、ましてや脚が震えてしまって余計に立つこともままならない。下腹部が何度もゾンビマンを締め付けるのを感じながら首にしがみつく力を強めた。
『はあぁっ…ク、』
「おお、イッてんなぁっ、……じゃあ俺も中に一回出しておくか」