• テキストサイズ

少年誌系ごちゃ混ぜ短編 R18

第7章 麗しの君は 宇髄裏夢


髪を耳にかけながら話しかけに応じると男共が舌舐めずりしながら、近づいてくる。



「お姉さん、いつも着物なのに、こんな服着て。もしかして俺らのこと誘ってる?」



は?
お前らなんか知らねぇわ。



「兄貴、あれ…!!」



手下と思われる男が、小間物屋の前の通りを指さしている。

そこには、日除けの傘を差した那岐とその隣を歩く冨岡の姿。



あ、人違いってヤツ?



「誰だ、あのスカしたヤローは!」

「分かりやせん!」

「ちょっと待てやぁ」



兄貴と呼ばれていた男が冨岡に言いがかりをかける。

こりゃ、見物だな。



「何だ?」

「テメェ、その子とどんな関係だ!」

「……知り合いか?」

「いえ、たまに買い出しの時にお会いするだけで…お名前も知りません」
/ 210ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp