第1章 見果てぬ恋 リクエスト鬼滅 累夢
グンッ。
炭治郎の背後にいた禰󠄀豆子の体が宙を舞う。
炭治郎「禰󠄀豆子!!」
ドッ。
累が禰󠄀豆子を受け止める。
累「さぁ、もう奪ったよ。自分の役割を自覚した?」
炭治郎「放せ!!」
那岐「炭治郎君!」
ギュル。
禰󠄀豆子がいない!!
ボタタ。
炭治郎「ねっ…禰󠄀豆子!!」
頭上に張り付けにされる禰󠄀豆子。
那岐「ヒドい…!」
累「うるさいよ。このくらいで死にはしないだろ。鬼なんだから。でもやっぱりきちんと教えないとだめだね。暫くは失血させよう。それでも従順にならないようなら日の出までこのままにして、少し炙る」
炭治郎「全集中水の呼吸、拾ノ型 生生流転」
この技は回転を増す毎に強い斬擊となっていく。
累「ねぇ、糸の強度はこれが限界だと思ってるの?血鬼術・刻糸牢。もういいよ、お前は。さよなら。」
那岐「シィー、全集中・水の呼吸、玖ノ型 水流飛沫・乱!」
ぶち、ぶち、ぶち、ぶち。
糸を巻き取り、千切っていく。