第6章 呪術廻戦 夏油 僕らの想い人
補助監督の男性の視線が私を捉える。
絡み付くというか、粘着質な不快感。
あまり、二人で長居はしたくないタイプの人だった。
「現場ってここですか?」
女子高生連れてくる場所がラブホテルって……
悟の嫌がらせ?
「私の能力で足りるかなー?せめて夏油でも居れば……」
「どうしてそう他人任せなんだい?」
え、何?
今の。
「……被害者、クスリでもヤってたの?」
「その口ぶり。慣れてるのかい?」
は?
何に?
「イマドキの女子高生は処女率低そうだね」
パシン!
「セクハラ発言やめてください」
「お高くとまってんなよ?ガキ」
何なのよー!!