第5章 コラボ企画 鬼滅夢 『泡沫に蓮の華』
「……こちらは……何ですか?」
お腹にかけられた白濁に那岐が触れる。
どろどろでねばねば……
それに、熱い……
「あぁ、触らずとも良い」
巌勝様の中から溢れてきたもの……
「那岐?」
巌勝の白濁を熱心に見つめていた那岐がそれがついた指を口に運ぶ。
はむ。
「苦い……」
「当たり前だ、吐き出しなさい」
巌勝から懐紙を受け取り、指先を拭う。
「でも、さっき……」
「ん?」
「巌勝様も、私の……触ってから、指舐めましたよね?」
「見ていたのか……」
「巌勝様から目を離せる訳無いじゃないですか……」
「そうか……」