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少年誌系ごちゃ混ぜ短編 R18

第5章 コラボ企画 鬼滅夢 『泡沫に蓮の華』


うぅ、恥ずかしい。

その後私たちは食事を共にし、後片付けの後、就寝する運びとなったのですが、当然屋敷には布団は一つだけ。

「だから使って良いと言っている」

「そんな厚かましいこと出来ません」

さっきからこのセリフはもう三度目。

私たちは布団で寝るのはどちらかを話し合っている。

巌勝様は客人だからと私に布団を譲ろうとする。

当の私はこの屋敷の主である巌勝様が布団を使うべきだと言う。

そんな感じでさっきからこの話題は平行線をたどっている。

巌勝様は優し過ぎる。

そんなでは、都合の良い勘違いをしてしまうではないか。

私は、今日会ったばかりの人を好きになって。

一晩だけとはいえ、お屋敷にまでお邪魔して。

これ以上を望んではきっと何か悪いことが起こってしまう。

「ならば……」

巌勝様の案に吃驚してしまい、私は動きを止めてしまう。

「へ?」

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