第4章 愛し君へ　ブラクロ　ヤミ・フィンラル裏

「ヤミさん？」

「だ、れ？」

ヤミさんに組み敷かれて身動き取れない状態でフィンラルに見つかる。

「おい、フィンラル勝手に入ってくんじゃねぇよ」

「フィンラルってランギルス副団長の……？」

「あぁ、出来損ないの兄です。って、え？君、金色の？」

あぁ、ミスった。
自分から墓穴を掘るなんて。

「と言う訳なのでヤミ団長、退けてもらえませんか？」

「あ？何でだよ」

「ちょっと駄目、本当待って…」

ぴったりと腰を擦り付けてくるヤミ団長。

「やだぁ、挿っちゃうからダメぇ!!」

ずぷ。

「ひんっ！」

「お前、今日随分締まり良いじゃねえか。コイツに見られて興奮してんのか？」