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少年誌系ごちゃ混ぜ短編 R18

第1章 見果てぬ恋 リクエスト鬼滅 累夢


那岐「あぁ、ごめん。寝ちゃてた」

『欲しい』

何がとは分からない。
ただ、今目の前にある僕の唯一の繋がり。

累「那岐だっけ?」

那岐「うん。そう、私那岐!」

やった。名前呼んでもらえた!

累「累。僕の名前…」

那岐「累、良い名前だね」

そう言って笑う君がもう浴びることのできない陽光のようで。
胸が締め付けられるようだった。

那岐「行こっか」

〇〇〇

それから私たちは山を降りた。
何処でも良い。
替わりの隠れ家を探さなくては…

日中は累に布を被せて篭に入れて私が背負って運ぶ。

途中、空き家を見つけたらそこに逗留するようにして、移動を続けた。

那岐「もう、出てきて良いよ」

累「……那岐」

山から移動するようになってから、累が人を喰らうことはなくなった。

代わりに、私の血を飲むようになった。

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