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少年誌系ごちゃ混ぜ短編 R18

第12章 空蝉の頃$(不死川&煉獄裏)


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きっかけは柱合会議後の煉獄の発言である。



「時に御館様。藤姫殿を貰い受けることは可能でしょうか?」

「……それは、杏寿郎が那岐をお嫁さんにしたいという意味で良いのかな?」

「はい!」

「はい!じゃねェだろ。このクソが」

「不死川…」

「那岐は特定の者の側には置かないってのが暗黙のルールだろォが。ましてやこないだ死にかけた奴にアイツを譲るなんざ真っ平だァ」

「確かに不甲斐ないのは認めざるを得ないが…俺は彼女にも幸せになってもらいたいと思っている」



すっと手を上げて不死川と煉獄の仲裁に入る御館様。



「私も常々、那岐には幸せになって欲しいとは思っているけれど、あの娘は曲がりなりにも鬼だ。その事実に代わりはない。煉獄家の名に泥を塗るかもしれないよ?それに彼女では子を成せない」

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