• テキストサイズ

少年誌系ごちゃ混ぜ短編 R18

第12章 空蝉の頃$(不死川&煉獄裏)


煉獄の屋敷にて。


今日は晴天。
雲一つない青空だ。


こういう時、私は外に出られないので部屋でじっとしてるしかない。

煉獄家の書斎は広く、日陰に面しているので、赴いた時にはここに立ち寄るのが日課となっている。



「那岐またここにいたのか?」

「杏寿郎様、珍しいですね」

「うむ。たまには読書も悪くないと思ってな」



そう言って煉獄は衝立のある文机に向き直って読書を始めた。

横顔も絵になるなぁ、なんて考えていると。

視線が気になったのかどうした?と問いかけられた。



「ただ眺めていただけです」


と答えると。



「ふむ!君はまるで子犬の様だな!俺にくっついていても目新しいことはないぞ?」



わしゃわしゃと髪を撫でられる。


/ 210ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp