第1章 見果てぬ恋 リクエスト鬼滅 累夢
柱が来た。
よりによって何で、冨岡さんなの?
私は…この子の為に何が出来る?
動け。とにかく動け。
逃げるんだ。
義勇「退け」
那岐「嫌です」
ダッ。
義勇「自分が何をしているのか分かっているのか、鬼殺の妨害だ。隊立違反だぞ!」
那岐「それでも…私はこの子と一緒に居たい。私がこの子を人に戻して見せます。あの時の、弟と一緒なんです。冨岡さんに助けてもらった…覚えてらっしゃいませんよね。冨岡さんはずっと私の憧れだったこと!」
チャキ。
那岐「貴方のようになりたくて私が鬼殺隊を志したこと…」
炭治郎「那岐さん」
那岐「あの日、私たちを助けてくれた貴方がこんなにも非情だなんて思いもしませんでした!確かに鬼は人を喰らいます。でも…鬼は、鬼だって人だったんですよ?」
炭治郎「待って…」
那岐「ごめん、炭治郎君」