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少年誌系ごちゃ混ぜ短編 R18

第8章 鬼滅 誕生月を迎えられた貴方へ捧ぐ 宇髄裏夢


それって…



「私、おかしいですか?」



ほんの少しだけ潤んだ瞳を向けられる。



「いや、それはおかしくない。だから……那岐、俺のとこに嫁に来ないか?」

「……?…でも、宇髄様には奥様たちが…」



まぁ、無理もねえよな。

嫁たちの事考えれば。

だけど、俺も譲れねぇ。



「アイツらは俺にとっては家族だ。嫁じゃなく、姉や妹みたいなもんだ。実際親戚もいる」

「私…」

「その先は俺に言わせてくれ。俺は那岐が好きだ」



これが今の正直な気持ちだ。



「……も」



涙ぐんだ瞳をこちらに向けて、那岐は俺に、はにかんだ笑顔を見せた。



「私もです」



正直、むちゃくちゃ可愛かった。


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