第1章 五条先生
初めて感覚に戸惑う反面、満たされていく自分がいる。
五条先生にスッと目隠しを首元まで下げられれば、青く綺麗に輝く目元に視線が吸い込まれていく。
この人が、欲しい。
『んっ…』
「棘が来るまで、って思ってたんだケド…
もう、待ち切れない?」
『いぬ、まき、せんぱ…?』
突然出て来る2年の先輩の名前。
しかもそれは、私の気になっている先輩の名前だった。
狗巻先輩が、ここに…?
いや、それよりも…
『せんせ?もっと…』
そう先生の首後ろに腕を回して引き寄せ、首元にキスを落とす。
もっとくっついていたい。
そう思えば、先生は仕返しとでも言うように、私の首元を舐め上げて吸い付いて来る。
『っ!…熱い、よ…』
「じゃあ先生が脱がしてあげよう」
『きゃっ…見ちゃ、だ、め!』
私の身体を軽く起こすと、するりと制服を抜き去っていき、あっという間に下着とニーハイのみにされてしまう。
熱が逃げて楽になれば恥ずかしさに気付いて胸元を両手で覆うが、先生は私の片脚を持ち上げて、見せつけるように付け根を舐め始めて、
「可愛い〜、えろすぎ。
もう止まんないよ?ほーら、ちゃんと見て?」
『やっ、だ、めぇ!んんっ……』