第3章 五条君
熱く太い悟のそれが、私の敏感なところを何度も行き来して、どうにかなってしまいそう。
それなのに、ギリギリのところで私の理性を繋ぎ止めるのは、この、目の前の男の発言なわけで…。
悟が、私のことを好き…!?
「やーっと気付いた?おせーよ。
はぁ、やっば。琴音のココ、トロトロなんだけど?」
『んっ、動いちゃ、ぁ…』
「も、ゴムもしてるし、挿れんぞ」
耳にぴたりと口をくっつけて、話される。
これ、やだ…!
ぎゅっと目を瞑って、痺れるような感覚に堪える。
『は、ぅ…きゃっ、入って…!?』
「舌、だせ」
『ふ、ぇ…んっ……!』
自身のナカが急に押し広げられる感覚。
さっきの彼の指とは何もかもが違くて、身体に力が入ってしまう。
彼がズボンを脱いでから、ずっと閉じている瞼はどうしても開けられない。
正直、上裸の彼が目と鼻の先にいるだけでも、涙が出そうな程に心臓がキリキリしていているのに…
でも、"優しくする"という彼の言葉は、いつものヘラヘラした彼の言葉の何倍も信用できるような気がして、言う通りに舌を出せば、