第3章 五条君
くちゅり
いやらしい水音にぎゅっと目をつぶれば、突如自分のナカに何かが入り込んで来たような異物感に襲われる。
「俺の指、入ってんの分かる?まだ、1本しか入んねーけど」
『やっ…ぬい、て…!』
ククッと笑う悟の声が聞こえて、薄く目を開ければ目の前には彼の顔があって…
唇は塞がれ、口内はゆっくりとかき回されて、身体中が快感に包まれる。
「いてぇのが、嫌ならもっと舌絡めろ」
『は、う……んっ』
言われるがままに必死に彼の舌に私のを絡めると、下半身から力が抜けていき、自身のナカに増える異物感と無理矢理に身体を押し広げられる感覚。
ゆび、増えた…!?
も、これ以上、入らないよ…
それでも、徐々に溢れてくる快感にほんの少しの期待が混じる。
『んっ、動か、しちゃ…!』
「わりぃ、琴音。ちょっともう、限界」
『ふぇ…?』
口元を隠していた手をとられ、導かれるように彼のズボンのベルトあたりを触らせられる。
か、た、い…?
!!!!