第7章 伏黒君
頬を優しく撫でてくれる伏黒君に、徐々に鼓動が大きく早くなっていく。
下腹部に彼の熱くなったモノが当たる度に、きゅっとその場所が締め付けられるような感覚になる。
待たせちゃってる…
けど、落ち着かないどころか、どんどん頭が色んな感情で埋め尽くされていく。
「神楽」
『は、はい…』
「クスッ…優しくする」
『!!ありが、とう…もう、大丈夫だよ』
優しすぎる笑顔を向けられて、一瞬ふわりと身体が持ち上がるような感覚の後に力が抜けていく。
私、伏黒君が好きかもしれない
額に落とされるキスが心地良くて目を細めると、彼の熱いモノが入り口付近をゆっくり擦り上げた。
『ひあっ、んっ、んっ…』
「まじで可愛い」
『ふしぐろ、く…!!ぁ、う』
徐々に自分のナカに彼が入ってくるのが分かり、ぎゅっと彼の肩にしがみついてしまう。
熱くて、苦しい…!
少しの痛みにぎゅっと目を閉じると頭をポンポンと撫でられて、力が抜ける。
少し痛いのに、何故か心がどんどん満たされていくような幸せを感じて涙が滲んでしまう。
『は、ぅ…んっ!…ふし、ぐろく、ん?』
「なに?いま、ちょっとやば、い…!」
『きもち、いい?わた、し、んっ…これで、いいの?』
「ヤバいほど良い…神楽、自分の心配して」