第4章 4〜那田蜘蛛山〜※裏あり(蜘蛛の鬼(兄)、累)
ズブッズブッズブッズブッズブッズブッズブッ
「んぁっ!……も……んっ………やめっ……ぁ…んっ………」
「出るっ!」
「んっ!」
ドピュッ
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あれからもう何回抱かれたか分からない。何回も中に出され、何回もイった。それでも収まらない目の前の鬼はまた私の体を求めた。
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン
ズチュズチュズチュズチュズチュズチュズチュズチュ
「すげぇ、ひひひ、力がみなぎってくる!今なら上弦の鬼にも勝てるかもなぁ」
「んっんっんっぁっんっあっんっんっんっんっ」
「もっとだ!もっとよこせ!」
後ろから犯す鬼は更にスピードを上げ、私の体は何度もイク。するとどこからか子供の声がした。
「兄さん、やりすぎだよ」
その声に鬼の動きはとまり、声のした方向を見る。
そこには白髪で白目の部分が赤く、顔に模様のある子供が立っていた。
子供…?でもこの感じ……鬼……しかも強い力を持ってる。多分この子供が下弦の……
「壊れちゃったら意味無いでしょ。待ちきれないから迎えに来た。」
「累、悪かったなぁ、つい夢中になっちまって。」
「いいよ、これは貰ってくね。この後に来る黄色い髪の男の相手お願いね。」
「はいよ」
累と呼ばれた子供が森の方へ歩き出すと、私は蜘蛛の糸で移動させられる。
さっきの鬼が服を脱がさなかったおかげで、服は辛うじて着ているが、身動きがとれない。
けれど、私は決死の思いで服に仕込んでいた刃物を手にすると、糸を切り走り出した。
そんな私を見た子供の鬼は驚きもせず私を歩いて追いかけてくる。
「逃げても無駄だから、無駄なことしない方がいいよ。」
私はその声を無視して必死に走るも、直ぐに糸に体を絡め取られてしまった。
「嫌!」
「無駄だって言ったでしょ」
「離して!」
「お前はもう僕の物なんだから、大人しくしてて、言うこと聞けない子はお仕置だよ。」
私は鬼の言葉には耳を貸さず、また糸を切ろうと刃物を向けるが
「え?」
糸は切れず、刃物が真っ二つになり、私は更に身動きが出来ないように糸に体を固定された。
「お仕置されたいみたいだね」