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炎雷落ちるその日まで / 鬼滅の刃

第40章 彼を褒めれば笑顔に当たる ✳︎✳︎ +




✳︎498ページからの杏寿郎目線✳︎


「そうだな」
「あ…ダメ…」

彼女の首元に吸い付いた。
いつかと同じようにやや強めに刺激を三回与えると、赤い花びらが現れる。

「うむ。今日も綺麗に咲いた」

花を開かせた箇所をゆっくり撫でると、またぎりぎりの場所なのか。恐る恐る聞いてくる七瀬の双眸には、不安の色が濃く浮かんでいる。


「それは後で確認してくれ」
「ええっ、酷いです……」

「本当に君は飽きないな」
「………」

ふいっと顔を逸らす七瀬が、愛らしい。


「すまん、以前言ったように君の事がかわいくてたまらないんだ。だから……許してくれ」

そんな懺悔のような言葉と一緒に届けたのは、気持ちをたくさん込めた口付けだ。複数回啄んでちう、と吸い上げると目の前には真っ赤な顔をした恋人が現れる。


「やっぱり杏寿郎さんはずるいです」
「そうだろうか?」

「ずるいですよ」

今度は七瀬からの口付けが自分の唇へと届いた。気持ちよく、心地よい愛撫は何物にも代えがたい。
彼女の左頬を包み込みながら撫でると、ふっと口元が弧を描く。


「でもそんな所も大好きです」
「そうか、嬉しいな」

俺の首に彼女の両腕が回った。先へ進んでも大丈夫 —— そんな合図だ。

口付けを続けながら、下へ下へと右手を移動していく。滑らかな頬、長い首、綺麗な形の鎖骨を通り過ぎて向かう場所はやはりここだ。

「んっ……」
「どうした? 服の上から触れているだけだぞ」

グッグッと左乳房を揉み込んでやると、体を震わせて応えてくれる。

「あ、もう杏じゅ……」
「すまん、一度触れてしまうと…」

スルッと着物の合わせ目から掌を侵入させると、既に先端はぷっくりと膨らんでいた。



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