• テキストサイズ

炎雷落ちるその日まで / 鬼滅の刃

第31章 風を知り、岩を知り、そして全呼吸の理(ことわり)を知る




さて今日の夜は何をしようかな。千寿郎くんに借りている古事記の続きでも読もうか……。
部屋に戻る途中に廊下の窓から夜空を見上げると、春の季節に見れる星座がたくさんある。


北斗七星、うしかい座のアークトゥルス、乙女座のスピカを結ぶ大きな曲線は「春の大曲線」
これは春の星座の案内役と言われている。


それからうしかい座のアークトゥルス、乙女座のスピカ、獅子座のデネボラを結ぶ大きな三角形は「春の大三角」これも確認出来た。


流星群は残念ながら春に観れるものはない。夏は確か流星群があったはずだから…また杏寿郎さんと観たいな。
槇寿郎さんと千寿郎くんを誘うのも良いかもしれない。


今は4月。来月は5月。ん?5月って確か……
念の為に明日、千寿郎くんに確認してみよう。私は最後にもう一度だけ、春の星座をぐるっと見渡して部屋の中に入った。









次の日の早朝、杏寿郎さんは大きな怪我もなく無事に帰って来た。


「杏寿郎さん、お帰りなさい。ご無事のお戻り、何よりでした」

「ただいま、七瀬」



今日も新しい1日が始まる——




/ 1010ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp