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炎雷落ちるその日まで / 鬼滅の刃

第23章 音鳴る屋敷で蟲と戯れる +



「よーし、お前ら準備は良いか?審判は祭りの神であり、戦の神の俺様だ」

今日は非番なのか。
化粧はしているけど、いつもの額当てはしておらず、着流し姿で髪も下ろしている ——この人は音柱こと、宇髄さん。


杏寿郎さん、冨岡さんは「端正」と表現できる。
けれど、彼は「美形」この一言での形容が最も似合う人だと思う。


「……」

「……」

「胡蝶、沢渡、無視すんじゃねえよ!」

その美形がじろっと私達2人を睨む。うわあ、顔が整ってる人の睨み顔って物凄く怖い!


「ぶっ」
蜜璃さんがその様子を見て、盛大に吹き出す。
お腹を抱えて笑いだした姉弟子。彼女をその横で微笑ましそうに見ているのは、蛇柱の伊黒さんだ。


「ははは!宇髄!見事な空回りっぷりだな!」

「うっせぇ!煉獄!おい、甘露寺!笑うな!」

戦の神が憤慨した様子で、2人に睨みを効かせる。


「………」
冨岡さんは相変わらず無反応か。本当、彼らしいなあ。

「………」
カナヲは無反応と言うより、どう対応したら良いかわからない感じかな。目を見開いていてもかわいい。


彼女の隣でちょこんと座っている時透さんはと言うと——
話を聞いているのか、いないのか。そんなよくわからない雰囲気を出してこちらを見ていた。

こう言うの興味ない人だと思っていたので、正直ここにいると言う事が不思議でたまらない。

何で来たんだろう。

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