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【鬼滅の刃】闇を照らして【煉獄杏寿郎】

第7章 試練



槇「鬼の動きに注意はしていた、だからこそ事前に俺や杏寿郎には宇髄が話していたのだろう。まぁ事前に聞いていた杏寿郎はすっかり忘れていたようだが…」

煉「うむ!柱として不甲斐なし!」

「…私が鍛錬を終えて、こちらに来る間に任務に向かうよう指示があったということでしょうか?」

少し呆れた視線を杏寿郎に向けつつ、槇寿郎に聞くと頷きが一つ返ってきた。

(なるほど、だから煉獄家で鍛錬を続けろという話なのね。でも…)

「先ほど杏寿郎様が仰った通り、煉獄家は刀を主流とする戦い方ですよね?体術と、あの武器を使用しての戦い方は特殊になるのでは?」

煉「体術については問題無いぞ。剣術とともに体術も学んでいる。刀が折られた場合等、体術で応戦しなければならないことも想定されるからな」

槇「武器の扱い関しては、宇髄から説明の文が先程届いた。竹刀や真剣で対処する」

千「…俺は月奈さんとあまり体格が変わらないから、組手相手といったところでしょうか」

鋭いな、と槇寿郎は驚きつつ頷いた。
もちろん、千寿郎一人が相手を務めるわけではない。
自分たちより体躯が大きい鬼は五万といる中で、同じ体格の人間だけを相手にしていても成長は滞るだろう。

煉「なるほど!承知した!月奈、最終選別まで頑張ろう!」

(まさかの全員が相手...?)

この先の鍛錬に地獄を見る予感がした月奈は、がっくりと項垂れた。




千「月奈さんは、綺麗な型ですね。でもそれが邪魔してしまっているような、やり辛そうな感じがしました」

(やっぱり分かるのね!)

手合わせを、と千寿郎に相手をお願いしたが、まさかたった一度で見抜いてくるとは…
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