誇り高き魂【JOJO3部】【空条承太郎】【花京院典明】
第4章 出発▷▶︎▷▶︎戦闘(タワーオブグレー戦)

静かな朝だった。かきょ…典明くんはもう起きてたらしい。「あ、起こしてしまったかい?」なんて聞いてくれる。紳士だなぁ。『ううん、普通に起きただけ。これでも学生だからね』と返しておくと微笑んで「そうか」と返してくれた。
でも思春期の男女を2人きりで寝かすのってどうかと思う。
花京院さんがどっかに行くようなので着いてった。
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「やはりエジプトか……いつ出発する?私も同行する」
話が壮大になっていた。この一瞬で判断をして甘い考えとか言われるかもしれないが私も同行したい。シーザーちゃんは…反対するだろうな。
色々考えているうちに空条さんのスタンド名が決まった。
スタープラチナか…かっこいい。
星の白金とかカッコよすぎる。
って違う!私、勇気を持って!!
『私も…同行したいです!』
勇気を持って言った意見に現実は非常だ。
いつも自分を主張することの無い私が勇気を持った、でもそんなことはこの人たちは知らないだろう。真っ先に反対を示したのがJOJOことジョースターさんだった。
「すまないが、君を同行させることはしない」
私は酷い顔をしていたかもしれない。
『なぜ…ですか?』
暫く…考え抜いた結果、ジョースターさんは話すことを選んでくれたみたいだ。
「第1…シーザーは君が同行することを望まないじゃろう…。それに…何よりワシが君を同行させたくない」
正直に言って、そういう、暖かい目を向けられるのはおじいちゃん以外になかなかいない。私は、嬉しかった。これは本心だ。だけど、だけどごめんなさい。私はDIOを憎んでる。なにより、彼を倒すのは私の為であるので死んでも誰も何も思わなくていいのだ。
『嬉しい…です。なかなかそんなことを言われることがないので。ジョースター家の人は暖かいですね。ですが、ごめんなさい。私はDIOが憎い。個人的に倒しに行きたいんです。そして、言い方が酷くなりますが…調度良い皆さんを利用したい。私ひとりでDIOを倒せるとは思ってません。だから、皆さんに同行させて頂きたいんです。』
初めて、こんなに長く自分の考えを話した。ジョースターさんは色々考えた結果、シーザーちゃんに許可を取りなさいと言ってくれた。了承ってことかな?
想いを伝えて、それが伝わると嬉しい…。
