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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第21章 スルタンコラボ企画 〜睡蓮の昼寝〜





起きてた!

「くくく…何つぅ目覚ましだよ睦…」

片目を開けてそう言った後
あははと笑い出した。

「寝たフリしてたの⁉︎」

見なくてもわかる。
私の顔は真っ赤になっている事だろう。

「寝たフリなんかしねぇよ。
微睡んでたんだ…っぷくく」

「笑うなんてひどい!」

拳で彼の胸をどんっと叩いて抗議する。

「何だよバカにしてんじゃねぇぞ。可愛いんだよ」

私の攻撃なんかものとせずに
ケタケタと笑い続けた。

「だってごはん食べてないじゃない!
誰のせいで食べ損ねたと思ってるの⁉︎」

悔し紛れに…恥ずかし紛れ?…に、
彼の肩や胸をドコドコ叩く。

「はいはい、俺のせいだな。
悪かったから…」

まったく怯みもせず、
ただ楽しそうにしているのにも腹が立つ…。
叩きつける手首をぱしっと取られて、
掌に唇を押し当てられ…
驚いて時が止まったかのようになった私に、

「メシの準備はできてる。
いつ腹すかしてもいいように」

にやっと笑った。

「何も食わずにあれだけ運動すりゃ
腹が鳴んのも当然だ。足りなきゃ言えよ?」

そう言った天元は
私ごとむくりと起き上がりベッドを下りる。
手を引かれるままについて行くと
いつもの中庭に、見慣れないテーブルと
その上に所狭しと並べられた
たくさんの料理が見えた。
しかも、出来立て…?

まぁるいパンや湯気の立つスープ、
ヨーグルトやシリアルもあって
…なんだか朝食のよう…?

「おいしそう…!」

つい歓喜の声をあげる私を振り返り、
やっぱり吹き出した天元は
私がひと睨みすると
戒めるようにコホンと咳払いをして

「一食抜いてるからな。
勝手で悪いが軽めの物にした…が、
物足りねぇか?」

それでもまだ揶揄うような物言いをする。
確かに、大きな音でしたよ!
でもだからって…。
可愛いなんて言っていたけれど、
絶対におもしろがってるじゃないの!

ぷいっとそっぽを向いた私をテーブルにつかせ、
その隣に自分も座ると

「ほら、ヘソ曲げてる場合か?
腹と背中がくっついちまうぞ」

揚げパンをひとつ手に取り
ひと口大に千切ったものを私の口元に
持ってくる。

さすが出来立てなだけあって
甘いいい香りが鼻腔をくすぐった。

それにつられて彼に目を向ける。


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