第18章 嫉妬

胸の先を口に含んで
舌で転がしてやると

「あ、はぁ…っ、あんっやぁん…！」

勝手に腰が動いてしまう事を俺は知っている。

「やっあ！ひぁんっ…やめ、っ…あ、」

「イイ声だなぁ…？」

指で強めにつまみ震わして、
首筋の香りを胸いっぱいに吸い込んだ。
こいつはいつも甘い香りがする。
俺を酔わせる香り。

「ソレ、やめて…っ。止まら、なっ、いぃ…」

胸への刺激は、顕著に腰に現れる。

「止めんなよ、…すっげぇ濡れてんな」

いつもと違う環境に興奮してら。
俺はそんな睦に興奮していた。

「天元…てん、…っや、あぁ…」

「うまいこと、…入っちまいそうだな…」

大きく往復する腰、
どんどん溢れてくる愛液は俺を包み込むようで
挿入ほどではないにしろ
ひどい快感を与えてくれる。

「…んっ、…れ、て…」

掠れた声。
しがみつかせた腕を緩め、
俺の目を見つめたかと思うと
ゆっくりと唇を寄せた。

「…睦？なん、て…？」

「もう、挿れ、て…」

何度も口づけをして、うわ言のように繰り返す。

「や…っ。たり、ない、…挿れて…てんげ…っ」

「や、べぇ…」

思った以上の破壊力だった。
正気を失ってしまいそうな程、
可愛いオネダリ…

「やっと、俺が欲しくなった…？」

「ずっと…。ずっと…欲しかっ、た…っ」

ずっとって…

「でも…そんな、こと…」

あーあ、
言えねぇってか。

「恥じらってんのも可愛いがな、
素直に曝してくれんのも嬉しいんだけど…？」

「……」

目を見て黙り込んだ睦は
俺の言葉を理解するのに時間がかかっている様子。
きっと睦の中では、
そういうことは
隠しとくモンだと思っているのだろう。
小さく口づけながら頬を撫でてやる。
呆けてる目が、可愛さを増した。

「俺には、曝け出せばいい。
お前の…本音が知れたら、
俺は嬉しいよ…っ」

「…っあ、んやぁっ…！」

睦の願い通り、
膨れ上がった欲を奥まで突き入れた。

「せ、めぇなぁ…！」

「あ、ぁ…っ天元が…っ…おっき、の…っ」

逃げ出す隙を窺いつつ、
睦は身をよじっている。