第16章 実弥さんと一緒
「ずっと、こうしてたい…」
そう言って
ゆっくりと、熱を擦り付ける。
刻み込まれるような抽送に
頭がおかしくなってしまいそう…
「待っ…、あ、あぁ、」
だめ。
だめなのに、
「…さね、みさん…お願い…、もっ、と…」
どうしてももどかしくて
そんなはしたない事を口にしてしまう。
あまりの羞恥に涙を流す私を
愛しげに抱きしめてくれて
「…お前…可愛いな…」
私のおねだりに応えてくれた。
「お前のイイように、してやるよ…」
こうしてる時の実弥さんは
別人のように甘くて、
私はそれにやられてしまう。
ただ彼の手にすべてを委ね
際限なく愛を与えあっていた。
☆彡