第13章 輪廻
「お前、ホントに慣れてねぇのな…まじで可愛い」
「…だ、だって…いっつもする側だったし…」
「…そうだよな」
「そんな事、する人、いなかったし…」
「…そんな事って……例えば…」
睦の耳元に唇を寄せ
「睦、愛してるよ…みたいな?」
吐息ごと耳の奥へと吹き込んだ。
「ひぁ…っ」
反射的に
俺を押しやろうとした睦の上に
体重をかけてのしかかる。
逃げ場を失った事に気がついたらしく、
俺の目を見つめた。
その瞼にキスをして、
「怖かったら、目ぇ閉じてていいぞ…?」
目を閉じさせる。
「ん…」
素直に目を伏せた睦の
艶めく唇にキスをする。
何度も指を差し込んで
きれいな髪をなでつける。
唇を味わいながら、ゆっくりと離れ、
頬、顎、首筋、鎖骨と
キスを徐々に下ろしていく。
「…ん…ぁ…」
小さな喘ぎが、静かな部屋に冴える。
胸の谷間を通り、腹を過ぎたころ、
「あ…、の…天元…?」
不安を孕んだ睦のか細い声が耳に届いた。
「…ん…?」
呼ばれて返事をするも、止まる気はない。
睦の膝裏に手をかけ持ち上げた。
露わになる秘部。
睦は目を閉じたままいるものの、
何をされているかくらいは容易に想像でき、
「待って…!見ないで!」
肘を立てて上半身を起こそうとする。
必然的に引かれた腰を逃すまいと
俺は両足の付け根を腕で抱え込んで引き戻した。
その勢いのまま、熟れた秘部に食いついた。
「あぁッ!…い、やあ!」
つま先をベッドに立てて
尚も逃げようとする睦。
邪魔な抵抗を阻止すべく
膝下を肩に担ぎ上げ、腰の下に膝を差し込んだ。
睦の秘部は上向き、
逃げる術も、ないだろう…
「や、やだ…っあん…そんな、とこ…っ」
気持ちよさそうな声を上げるくせに、
いやだとはどういうことだ…
「…お前だって、最初俺のを口でしたろ…」
「んやっ…そ、だけど…っ」
シーツを握りしめて、
背中を弓なりにそらす。
そんな睦を追い詰めるように
愛芽を舌で押しつぶす。
「…っひぁあ!」