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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第51章 .☆.。.:..密室:*・°☆.






それがわかっていて
彼の思惑通り、慌てたり焦ったり
してしまうんだけどね…

「だっ、て…なんかヘンだから、」

くすぐったいのを何とか堪えて
やっとのことで返事をした所で
宇髄さんのおもちゃになっている事に
違いはない。

「…おかしいなぁ」

宇髄さんは首をひとひねりしてから
私の頬をぱくっと喰んだ。

「…っ⁉︎」

驚きのあまり声も出ない。
何をされているのかと眩暈すらする。

「俺はこうしてれば
腹なんか減らねぇんだけどな…」

「へっ、へっ、へらないわけない!」

惚れた腫れたで
お腹が満たされるわけがないのだ。
よくもそんな事をしゃあしゃあと…!

「んー?何でそんなことわかるんだよ。
俺多分3日はお前で過ごせるぞ」

「嘘ですよ!」

「なんだとー。じゃ試してみるかぁ?」

真っ向から否定した私に
宇髄さんは不満爆発で私の頬を更に食べる。

「宇髄さん…!」

やめてくれと言うのに
宇髄さんの唇は頬から少しずつ下りて行って
仕舞いには首筋にまでたどり着いた。

「ん…くすぐっ、たいから…!」

「そりゃ、…くすぐってるからな」

「え″っ」

まさかの返答に驚いて
宇髄さんの肩に手をかける。

「や、なんで…っ」

急にそんな事をしてくる意味もわからず…
だけど、くすぐったいのは事実で

「は、離し…っあはは、いやぁ!
くすぐ、っくふふ…」

首筋にうまりしつこく喰んで
私を笑わせてくる宇髄さんは
しばらくそれを楽しんでから
今度は舌先を肌に滑らせて耳へと移動した。

かぷっと甘嚙みされると
さっきとは全然違う、ぞくりとした感覚が
背筋を駆け上がって来る。

それに関連する快感を
身体が覚えているからの反応でしかない。

「ん…っ」

「睦ー、俺で…」

耳輪に舌を這わせ

「俺でいいにしたら?」

睦言にも似た言葉を囁いた。



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