第10章 知己朋友【ちきほうゆう】
体が痛い。
でもあったかい。
何だか重たい。
でも愛しい。
寝返りうちたい。
でもうったら、
この幸せが終わってしまいそうで
動かない。
仲良くお話しする2つの声が
耳に残ってる。
飲めないお酒がすすんで、
肴もおいしくて、
2人の会話が楽しくて、
そんな優しい時間がもっと
続けばよかったのに。
でも、その中で眠れたのは
とっても幸せだった。
愛に包まれて眠れたの。
安心したなぁ。
ここに、
あの子とあの人と、
あの人たちもあの人たちもいてくれたら、
もっともっと、素敵。
浅い眠りのなか、幸せな夢を漂っていた私が
目を覚ましたとき
激しく慌てる事になる。
でも、もう少しだけ寝かせてね。