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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第48章 .☆.。.:..卒業*・°☆.





普通に目ぇ合うじゃん。
気のせいだったのか。

そう思った俺は嬉しくなって、

「いや、酒飲むからいいよ」

そう言いながら立ち上がった。

「そう。じゃ私、お風呂にお湯ためて来る」

「あぁ、」

俺がキッチンへ辿り着くより早く、
睦はバスルームへと向かう…

……んん⁉︎


避けられた、っぽくね?

いやいや、何を。
そんなバカな。

…なぁ、睦…?





























どうしよう⁉︎

近くに寄れない!

今、目を合わせられたのは天晴れだった。
でも、あれは距離があったから。
すぐそばで目を見られるかと言われたら、
多分ムリ。

これじゃおかしいなと思われる。
どうしたのかと問い詰められるのも
時間の問題だ。

鋭いんだよ、先生は。
絶対にもう
おかしいなって思ってるはずなんだよ。
て事は、
リビングに戻ったら早速
詰問されるんじゃないだろうか…


私は悩みながら、開いていた排水栓を閉め
給湯のボタンを押した。

……戻りたくないな。



でも、戻らないともっと怪しまれる。
ということで、
何でもないフリをしつつ
リビングへと入った。

先生はさっき言った通りお酒を飲んでいた。
テレビを見てはいるけれど、
神経は私の方に向かっているように感じる…
私の気のせいかもしれないけどね。

いや!
気のせいなんだよ!
そう思わないとやってられない。

…だけど、なんで私、ここまて
先生から遠ざかろうとしてたんだっけ…?

首をひねりながらキッチンへ入り、
おつまみを手に先生の元へと向かう。

「睦…!」

「え…」

おつまみが入っていたプラスチック製のお皿が
カシャンと音をさせて床に転がった。

腕を強く引かれ辿り着いたのは
先生の広い胸だ。

立ち上がった先生の胸元にぶつかった頬。
痛いと思う間もなく長い腕に抱きしめられ
突然の事で私は混乱した。


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