第43章 無償の愛
「じゃ、…俺がイくまで…
ずっと、イ、っとけ…!」
「あ、あ、やあ…ッあぁあんん…!」
自分の為に激しい抽送を繰り返せば、
睦は逃げたがるに違いないと思ったが
今日に限ってはそんな事はなくて、
むしろ甘えて強請るように擦り寄ってくる。
可愛い仕種と、ツヤのある喘ぎ声…
そのギャップに完全にやられた俺は
もう止まる事ができず、
ほんとにこいつを壊すかもと思う勢いで
腰を打ちつけた。
繋がった所から全身に広がる快感と、
俺の動きと連動して漏れる
喘ぎによる耳への刺激に加え、
明るい時間のせいで細部まで見えてしまう
視覚からもそそられて
もうどうにもならなくなって…
睦の乱れた姿は
俺の理性を削いでいく。
お互いに止まる事ができなくて
結局いつまでも離れる事ができなくなって…
事後、動けなくなったせいで
不機嫌気味になった睦の、
ご機嫌取りにあれこれ奔走する事になったのは、
まぁ、言うまでもない。
☆彡