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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第43章 無償の愛





お前相手なら、
狡い手を使ってでもモノにしたい。

だがなにを言われた所で、
俺には愛の囁きにしか聞こえない…。

「や、だ…どいて、」

肩から首筋にかけて、
唇で食み優しく追い詰める。
睦は力も入り切らない様子で
それでも尚、抵抗してみせた。

だけど俺は、認めさせたい。
俺のことを受け入れさせたい…

「睦、いい、って言え…」

「っ…いわ、ない…」

強情な睦。
頑なに俺を拒もうとする小さな身体を押し開く為
自分の膝で睦の脚を絡め取った。

大きく開く事になった脚の中心に身を滑り込ませ
そこに体重をかけてのしかかる。

下半身に圧を感じ、

「や…やぁあ…んっ」

少し焦って、
でも甘い声を上げながら背中を反らした。

頬を染めて涙を浮かべる。
その目が、可愛く俺を睨みつけた。

「ばかぁ…っや、なの…!も、だめなのにぃ…」

「何がダメか言ってみな…?」

「もういいの…っ…やすま、せて…」

「こ、やって、可愛がってやるのに…」

「ひぁ、あ…っ」

ゆるりと腰を振り、すっかり欲を湛えたモノを
睦の秘部に擦り付ける。
先端で、入り口のヒダを引っ掛けながら
何度も行き来させた。

「あ…あン…っやだ…擦っちゃ、やぁあ…っ」

カクカクと全身を震わせながら
睦が大きくかぶりを振った。

いやだと言いながら、
睦の声は甘く、
その響きは俺の脳を揺さぶった。

「欲しく、ねぇの…?」

俺の方が欲しくてたまらねぇの、
頼むから、頷いてもらえないものだろうか…

「や、って…言ってる、のに…ッ
ばかてん、げん…!」

バカ天元…?
そんな暴言すら愛しく感じた。
何もかもが俺のせいだ。
それがひどく俺を喜ばせた。

泣きじゃくりながら
睦は俺を恨めしそうに見て、

「やぁあん…っもう…ちょ、だい…」

降参したかのように訴える。

…あれ、?
今もしかして、ちょうだい、って言ったかな…

そう言わせるように仕向けたくせに、
いまいち信じられない状況で俺は戸惑った。


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