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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第41章 輪廻 〜if〜 後





さっきと同じように、
今度は空色のバラがついた角砂糖を落とす。

赤いバラの隣に、
青いバラが並んだ。

「可愛い…!」

「綺麗に花だけ残るモンだな」

先生も感心したように言い、
カップの中をまじまじと見つめている。

「先生、もう1個!」

「3つも入れんのか?さすがに…」

「…いれすぎ…?」

残念…

もうひとつ見たかった。
だって、熱のせいか水分を含みすぎたせいか、
赤いバラは今にも崩れてしまいそうだったから。
可愛いのが浮いているうちに飲んでみたいよ。

明らかにしょぼんとした私に
先生は盛大にため息をついた。

「だからぁ、ソレだっての」

ソレ、と言われて
私はしゃきっと背筋を伸ばした。
片腕で肩を抱かれたままだった事に疑問を抱き
慌ててその手を振り解く。
そうされても先生は
特に何も思っていないようだった。

どこか余裕を感じて、
私はそのせいで多少の不安を覚える…

「ソレって言われても…!
変なふうに受け取るのやめてよね!
なんにも言えなくなっちゃうじゃん!」

「それは困るな。
せっかく何でも言えるようになって来たのに」

くしゃっと私の髪を混ぜる先生は
もう開き直ったように見えた。
…開き直られても…

「…何で言えなくなるんだ?」

なんで⁉︎
何でって!
ほんとにわかんないみたいな顔して!

「だってそんなつもりないのに
ヘンに受け取られるって思ったら
身構えちゃうでしょ!」

「ヘンにってどーゆーイミ?」

「ヘン…はヘンだよ。
私は可愛くしようとしてるんじゃないって事」

「はいはい。で?
3つ目はどれがいいって?」

「いいの⁉︎」

何となくはぐらかされたような気がするけれど
もうひとつ角砂糖を入れてもいいと言われて
私は一気に浮かれてしまった。

瓶の中が見やすいように口を向けられて、
素直に覗き込んだ。

バラにちょうちょ、サカナにハートに…
たくさんの柄があって迷っていたら、

「あぁッ‼︎」

先生が
わざとらしいくらいに大きな声を上げる。

「なに⁉︎」

びっくりしすぎて腹が立つレベルだ。


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