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恋と友情と魔法と

第3章 遊園地寮のレクリエーションルーム


「ボスが出て来たよ…」
今回は巨大な蜘蛛か…
三人はマジックアイテムを構える…
「いくよ!!」
姉さんが最初に使ったのはボール型のマジックアイテムで…何かにぶつかると爆発して対象物を燃やすものだ…
手始めに足を1本狙ったが…上手くいったようだ…
「良し次は…」
ボリス銃型のマジックアイテムだ…いつもボリスが使っている魔法の媒体の方とは違う銃で…銃口から出て来た弾が分裂して敵の近くで爆発する…
今回はこの二つを実験しているんだけど…
なかなかうまくいったみたい…
スノウはノートに効果を書きとめると…風の魔法を発動した…
2人も実験は終わりと気が付いたのかボスを倒すために普段のサバゲーに戻った…
「アクア…お願いね…」
水龍のアクアは頷くと…戦いはじめる…
姉さんと私は…今回は後衛でボリスが前衛だ…
ときどき私も前衛に入るんだけど…ね…
そして…ボスを倒し…部屋から出る頃には…外は真っ暗だった…
塔に戻る頃には消灯時間過ぎているんだろうな…と思いつつ帰って行った…



塔の玄関には案の定ユリウスが立っていた…
「ギリギリセーフ?」
「ではないな…一体何時だと思ってるんだ…」
ユリウスは保健室に連れて行くと…がみがみ怒っている…
グレイとナイトメアは自室に戻ったようだ…
スノウとアクアは目くばせながら聞いている…
もうすぐ深夜だ…
「…おい、聞いているのか?」
「聞いてるって…私もうそろそろ部屋に戻るね…行こう…アクア…」
ユリウスは…溜息をつきながらこっちを見ている…
今日も楽しかったな…
「ねえ、アクア…明日はどんな一日になるだろうね…」
「そうだね…ボクとしては…」
2人きりでいる時だけ話してくれる私の使い魔…
シンフォニアに初めて来た時に出来た最初の友達…
アリスと同じくらい大切な子…
一人と一匹は自室に戻って行った…
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