第2章 入学手続き
「久しぶりの実家はどうだったんだ?」
「あっユリウス…」
「休みの間位のんびりとすれば…」
「貴方は休みすぎです…彼女を見習って…」
「うぅ~吐く…」
シンフォニアに戻ってからはずっと副寮長の仕事をしたり…博物館に行っていた…
地元でゆっくりしたかったけど…ね…
今、私と寮長は新入生の名簿を見ている…
学生証を発行しに来る生徒を確認するためだ…
アリス…早く来ないかな…
「スノウは気になる生徒でも居るのか?心の声がここまで聞こえて来るぞ…」
またナイトメアは…何となくで心を読むんだから…
「うん…親友が今年入学するんだ…」
「親友?どんな子だ…?」
「うん、アリスは…」
説明すると…誰かが塔の保健室に入って来た…
「アリス!!やっと来た!!」
「スノウ…どうして…」
あ~さっきHR終ったらすぐに教室を出て行ったから探していたのか…
遊園地寮寮長のボリスや遅刻魔のピアスも居るし怪音波をまき散らすゴーランド先生も居るし…良いかな…とは思っていたんだけど…
悪い事したな…
「この子は塔の副寮長だ…ようこそ新入生…私はナイトメア=ゴットシャルクだ…学校では学校医を務めている…具合が悪くなったりしたらすぐここへ来ると良い…私が…すぐに楽にしてあげよう…」