第6章 健康診断と悪夢
嵐は突然来た…
「スノウ~使い魔をしまえ~ピアスも…んじゃ今から身体測定を始めるからなカードを受け取ったら各自…」
ゴーランドは毎年なんで健康診断の事を当日に知らせるんだろう…
絶対に故意だ…故意…
ほら聞こえるよ…クラス中の女子の悲鳴が…
もっと早く教えてくれれば体重を減らすのに…
体重というのはいつでも気になるものだ…
私とアリスも例外ではない…
アクアを一旦椅子の上に座らせると…
「アリス…ゴーランドを一発殴って良い?」
私の手には杖が握られている…
「お~い、お前ら怖いぜ~?そんなに…」
「それ以上言ったら本気で怒るから…」
一斉にクラス中の女子がボリスを睨みつける…
「口の中に椅子を捻じ込まれたい?」
「椅子!?」
アリス…それはさすがに怖い…
クラスの女子全員的に回しちゃったわね…
って私も怒っている女子の一人だけどね…
ボリスが竦みあがると‥ゴーランドがたじたじに…
「だっ大丈夫だって!俺のクラスの女子は皆美人で…なあ、ボリス!」
「ああそうだね!何も…」
2人とも…凄いたじたじになってるよ…
クラスメイト達は口々と言いながら塔に向かって行った…