第3章 大阪スイッチ(※)
【おまけ】
大阪に向かう新幹線の中にて。
「あ、そういえば!」
「何何?」
「あのお店の大将が、簓さんのサインが欲しいって」
「はぁあ?何言うとんねんアイツ。絶対イヤや」
「で、でも…」
「でも、なんや?」
「大将、ずっと簓さんの事が好きで…」
「…は?」
「簓さんと盧笙さんがコンビ組んでる時から好きだったらしくて、大阪の劇場にも何度か漫才を見に行ってたって」
「それホンマかいな…」
そんなに好きで、よう俺にあんなメンチ切れたモンやで…
「だ、ダメですか?」
んー…
「せやなあ…それなら、俺の言うこと何でも一つ聞くっちゅうんはどうや?」
「えっ…!」
「なんや自分、今何考えたん?」
「な、何でもないですよっ…!」
「やらしーなー♪」
「さ、簓さんッ…!!」
まあ、ここはあの大将にお礼言ったろか。
まいちゃんのこの可愛さに免じて。
「簓さん?」
まいちゃんに何させたろかなあ♪
「…簓さん、何かロクでもない事考えてませんか?」
「いんや?むしろめっちゃええ事思い付いたわ!」
「な、何ですか…?」
「ちょ耳、貸してや」
「?」
俺がまいちゃんに何をさせたかは…
また今度話さしてもらいます。
ほなねー!
〜end〜