第3章 大阪スイッチ(※)
そう簓さんを見下ろしながら言うと、簓さんが急に固まった。
「さ、簓さん…?どうしたんですか?」
「……アカン」
「え?も、もしかして、これからすぐにお仕事とかですか?」
本当はもっとこうしていたいが、仕事なら仕方ない。
簓さんは売れっ子芸人なのだから。
「じゃあ軽くシャワー浴びてすぐに準備を…」
「…った」
「へ?」
「…勃った」
「………………」
一瞬、簓さんが何と言ったのか分からなかった。
「さ、簓さん?う、嘘ですよね…だってさっきあんなにシたし…」
「ゴメン」
「え」
「ホンマにゴメン」
「ちょ、簓さんっ!あッ…!ちょ、手どけてッ!や、ヤダッ!ゆ、指入れないでッ…!!」
「…後でめっちゃ謝るな?」
「う、嘘ですよね…?」
簓さんの超体力オバケッ……!!!!!!
その後舌なめずりをした簓さんに、あれよあれよという間にまた抱かれてしまったのだった。